甲状腺機能低下症
うちの飼い犬に最近鼻っパゲができました
鼻の上の毛が抜けて黒い地肌が出現し、鼻がもうひとつあるみたい
普通の状態なら、街を歩くだけで「ソフトバンクのお父さんみたい!茶色いけど!」と
小学生から黄色い歓声があがる男前なのに、とても残念な感じです
換毛期の一環かとしばらく静観していましたが、この状態がひと月続いたので
お医者さんに診てもらうことにしました
家の車は「犬は乗車厳禁“乗せては駄目”(父)」という段ボールの魔除け札が貼られているので
使えず、2人(2匹?)で歩いて病院まで
インドア派の犬は随所で家に帰りたがり、ビーフジャーキーでだましだまし病院まで
連れて行くと、ようやく事態を悟ったらしく、子犬のように鼻を鳴らす7歳のオッサン犬
(ヒトでいうと44歳くらい)
診察室に入ると完全に腰が引け、自慢の巻き尾も下がり気味
診察台の一番隅で見たこともないヘタレ顔で固まっていました
ピンクの白衣を着た看護師さんに抱きかかえられて、耳元で「大丈夫だよ」なんて囁かれて
調子こいたのか、どさくさに紛れてお姉さんの胸に顔をうずめるオヤジ犬
(とそれにヤキモチを焼くイタい飼い主)
皮膚系の病気は見当たらず、ホルモン異常による症状が疑われ、血液検査をすることになりました
先代の柴ワンコの頃は病院代がえらい高く、2万3万と聞くと、ひとつの検査も躊躇して
しまっていたのですが、今回は3千円チョットとのこと
それならと本人に痛いのを我慢してもらうことにしました
以前暴れて口輪をはめられた経緯がカルテに書いてあるのか、獣医さんたちにも緊張が走ります
本当は首で採血するのが痛くないんだけど…とか何とか言いつつ後ろ足のスネに当たる部分を
消毒し、いざ注射器を構えた瞬間、見えてないはずなのに突然暴れ出しました
恐るべき野生の勘!
採血中にも再び暴れて針を一本折り、採血量が足りなくて反対側のスネからも血をとることに…
結果は「甲状腺機能低下症(予備軍)」
甲状腺ホルモンが不足する病気で、以前勤めていたクリニックでもこの病気を患って薬を
のんでいる患者さんがいました
その病気にうちの犬がかかるとは( ̄◇ ̄;)
ただ異常数値が微妙な「予備軍」なので、生涯ホルモン剤を服み続けなくてはいけないと
決まった訳ではなく1ヶ月だけ薬を続けてみて様子をみることになりました
犬もヒトも年をとるといろいろな症状が出てくるものですね
早く改善して元の男前に戻って欲しいものですU^エ^U