うさぎのねどこ

二人の息子育て・忍耐強い自分育てに奮闘中

一族郎党旅行

義父母&義弟一家と、軽井沢にある義弟くんの会社の研修所に
一泊してきました
ハイソな軽井沢はむちやくちゃ素敵で、その居心地の良さは認めざるを得ません(>_<)☆


今回の親族旅行でも、押しの強い方々が繰り広げる小競り合いには夫婦して鬼スルー
そして気ままな子供たちに対する、四方八方からの過干渉には内心辟易しきってました
そんな風に思うところは色々あったものの、一番印象深かったのは「川上犬」のこと
***
このお犬は小諸城址「懐古園」の近くの動物園にいらっしゃいました
懐古園に併設されているような形の、こじんまりとした動物園です
入り口のポスターで「川上犬さくら、懐古園をお散歩します!」というお知らせを
見つけたときは、見てみたい!と思った反面、その素朴すぎる外見から
…観光客が連れ込んだペットに間違われるんじゃないかな…
と、勝手に心配しておりました
鳥類やサルをながめて園内を巡り、最後のゲージでようやくご本犬とご対面
ちっとも目を合わせてくれず、つれないなぁと思っていたところ、「信州柴」の一種と
聞いて激しく納得しました
いくら熱い視線をそそいでも完ムシしていく、街で見かける柴ちゃん達にソックリです
思わず柴ちゃ〜ん!とtackと共に呼び掛けていたら
「柴犬じゃなくて川上犬なんですよ」と飼育員さんがにこやかに話しかけてくれました
するといきなり愛想が良くなってシッポを振り出す川上犬さくら
やっぱりご主人一筋なんだねー
飼育員さんは私たちに向かって熱心に説明し続けてくれるので、各々の視線が常に
さくら→飼育員さん→私たち→さくら と一方通行(←マジメに説明を聞け)
ちっとも構ってくれないので、さくらはそのうち自分のねぐらに戻ってしまい、
毛布に自分の鬱憤をぶつけるかのように、ウーウー言いながら引きちぎっていました
猟犬で、若い頃はお城の石垣もよじ昇っていたという、激しい気性がうかがえます
くだんの園内お散歩タイムは時間の関係で、泣く泣く断念
私もお散歩したかったなぁと思っていたら、倍賞千恵子さんがお散歩したという
新聞記事が貼ってありました
「さくら」つながりだそうです。なるほどね
(小諸は映画ゆかりの地でもあるらしく、近くに寅さん博物館がありました)


あぁ可愛かった…と撮りまくった写真を見返していると、やがてふとした違和感が
…展示柵の中では別に首輪してなくてもいいのでは??
やっぱりご家庭の飼い犬みたいになっちゃってる…
私たちは入り口のポスターで「川上犬」なる存在を知ってからご対面したからいいけど
反対側のゲートから入ってくる人は、いきなり飼い犬っぽい動物を柵内に見つけて、
きっと戸惑っちゃうのではないでしょうか??
そんなことも含めて、強く強く印象に残った川上犬でした
***
懐古園向かいのお店に「口」を囲むようにして上下左右に漢字の部首が並んでいる
不思議なマークを見つけました
あれ何ですか?と訊ねると、義父がすかさず「『吾、唯足るを知る』だよ」と即答
龍安寺の庭のつくばいに彫られた有名な意匠?だそうですね
ちょうどshun太が部首を習いたてで、親子で興味を持ち始めたところだったので、
ものすごくナルホドー!と感心しました
最初に思い付いた人は「吾、スゴ!」ってさぞかし喜んだんだろうね
こういうの他にも作れないかなぁと頭をひねり、「口」がつく漢字として
すぐに「呈」「和」をダンディ氏が見つけました
「吾唯和を呈す」…奇しくも言い争いの多かった今回の旅行で言いたかったこと!


ちなみにshun太が後になってから見つけたのが「味」
吾、和して味を呈す…うーん、よく分からないけどshun太っぽい!?
しばらく「口」の付く漢字が気になってしまいそうです