うさぎのねどこ

二人の息子育て・忍耐強い自分育てに奮闘中

セミ救出隊活動報告

毎年この時期は「セミ救出隊」の活動をしています
活動内容は道端でひっくり返ってもがいているセミを元に戻してやること(それだけ)
側で鳴かれると「うるせーッ!」と毒づいてしまいますが、
せっかく長い時間をかけてこの姿になったのだから天寿を全うしてもらいたい、
と思うのです
今のところ隊員は私1人で、息子のshun太も母の活動を興味深そうに眺めてはいますが、
なにぶんヘタレなのでまだ虫をじかにさわれません


今日、夕方に庭の水まきをしたら、水に誘われたアブラゼミの幼虫が家に向かって
ワサワサと芝生の上を歩いてくるのを見つけました
セミの幼虫って、日があるうちから地上に出てくるんだっけ?
いつも幼虫はヌケガラでしか見ないので、私は大興奮しましたが、shun太はさほど興味がないらしく
しまじろうのワークをやろうとしつこくせがむので、後ろ髪を引かれる思いで仕方なく付き合いました
少しして、幼虫くんの様子をのぞいてみたら、灼熱のテラスでひっくり返ってもがいている!


ヌケガラの居場所を見ると、よくこんな所で孵化しようと思ったなといつも感心するくらい、
セミはどこでも孵化できるイメージがありますが、中には不器用な幼虫もいるのか…
ワークに集中したいshun太に睨まれながらも、手近なスノコに幼虫をとまらせましたが、
しばらくしてもう1回確認すると、スノコから落下して、またもがいちゃってる!!
少し弱いのかもしれない…
余計な手を出さずに自然に任せる方が良いのかもしれませんが、実は先ほどの水やり中に、
ヌケガラではなく中身が入ったままの幼虫が転がっているのを見つけて、何とも胸の塞がる思いを
感じていたのです


どうも去年の夏以来、あるべき姿になる前に成長が止まってしまうのを見るのが辛くなりました
フーセンカズラのフーセンの中に黒くなれなかったしぼんだ種を見付けた時すら、軽く凹んだり。
もっともセミにとっては地中にいるのが本来の姿で、セミとなって数日間地上で鳴くのは
亡くなるための白装束に過ぎない
、なんて見解を小説か何かで読んだこともありますが、
白装束だとしても、最後にきちんと着込ませてやりたいじゃあないですか(^-^;


考えてみたらこの幼虫が土にもぐったのは私達が越してくるより1年も前。
私達がワイワイギャアギャアと暮らす中、ずっと地下でこの日を待っていたはず
なにやってるのォ?」最近shun太は構われ不足の不満から、こんな風にホントにうんざりした声で
私に声を掛けてきますが、しれっと聞こえないフリをして、今度は滑り落ちにくそうな花水木を選び、
幼虫くんをしっかりとまらせてやりました
木肌のでこぼこがしっくりきたのか、幼虫くんは体を揺すって、その場所に落ち着いた様子。
どうやらそこで孵化することに決めたようです
ちょうどダイニングの窓からよく見える位置だったので、そのあとは時おり懐中電灯で照らしながら
孵化するのを見守りました


メシ・フロ後、男子のくせに私ほど虫に関心のなさそうなメンズ2人がさっさと寝室にしけこんだ後、
どれどれと注目箇所を照らしてみると、幼虫の下にセミらしき影が!?
庭に出て確認してみたら、やっぱりパックリと背中が割れてちゃんとヌケガラになってました
やったー(*^▽^)/*☆♪
抜け出た直後の、白いセミを見られなかったのは残念でしたが、救出隊として少しでも
お役に立てたのではないかと嬉しく思っています


夜になってもセミ達の声は鳴りやまず、今晩も寝苦しい夜となりそうですが、孵化したての、
不器用なセミ君におかれましては、休養をたっぷりとって、明日からの活躍に備えて欲しいものです


追記:ランキング参加しています。今後の励みにポチリとよろしくおねがいします<(_"_)>
にほんブログ村 子育てブログ 2009年4月〜10年3月生まれの子へにほんブログ村 子育てブログ 2013年4月〜14年3月生まれの子へ
にほんブログ村