うさぎのねどこ

二人の息子育て・忍耐強い自分育てに奮闘中

祖父の神棚

実家の愛犬リクも正月仕様にしました U^エ^U 正月というより還暦っぽい…


昨日家を出た瞬間、「今年の仕事は全てやり終えた!」と思っていましたが
実家に帰ると神棚掃除が私の分としてしっかり残されていました
実家にいる間、神棚掃除は私の唯一の年末担当業務だったのです


今でこそ近所のお店でも¥3,000足らずで買える神棚ですが、実家の神棚は亡き祖父の手作りです
戦争に行く前は漆職人で、戦後国鉄職員になってからも副業で仏壇の修繕をしていた祖父にとって
小ぶりの神棚なんてお茶の子さいさいだったのでしょう
現代のように「神棚キット」がある筈もなく、材料は自分で一つ一つ集めたようで
屋根の桟部分が割り箸だったり、内蓋がブルックボンド(紅茶)の木箱だったりします
(純和風なのに意外なとこでモダンなのが海軍にいた爺ちゃんらしいです)


でも全体的な外見は神殿そのもの…
毎年神社で働く小僧になった気分で「床拭き」や「すす払い」をしています
柱の先がちゃんと玉ねぎ型の金の「ぎぼし」になっていたり、手すり部分の欄干の柄が凝っていたりと
見るべき点はいろいろありますが
圧巻は入り口上部に掛けられた昇り龍の彫り物!
普段は床の間上方にまつられているため、ほとんど見えない部分だけに
そのディテールのこだわりように明治の職人の矜持を感じます

もともと神棚周りのことはお爺ちゃん本人がやっていたのですが、
床に臥せる前の年になぜか私に一通り教えてくれました
だから爺ちゃんから受け継いだこの仕事だけは家を出た今後もずっと続けていこうと思うのです
(今年はすっかり忘れていましたが(^^ゞ)


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