うさぎのねどこ

二人の息子育て・忍耐強い自分育てに奮闘中

里で野鳥を愛でる春

かまぼこを買ってこいと母におつかいを頼まれた
1人ではつまらないので飼い犬の柴犬をお供に連れて行く


このように二人(匹?)連れで買い物に行くことがたびたびあるのだが、必ずヤツ(犬)が
立ち止まり、コッテ牛のようにテコでも動かなくなるポイントがある
今日もそこで押し問答をしていたところ、頭上から
ツツピーツツピーツツピー!
と、キレイな歌声が聞こえてきた


ごねる犬は放っておいて、しばし美声に耳を傾ける
ツツピーという鳴き声に覚えがある(正確に言うと本で読んだことがある)けど、
果たしてなんて鳥だっけ…なんて考えていたら、自転車で通りかかったおじさんが立ち止まり
「あれはシジュウカラだよー」と教えてくれた
鳥好きらしく、のどから腹にかけてネクタイみたいな黒い筋があるとか、そのネクタイが
太い方がオスだとか、良い声で鳴くけどその名前のため(シジュウカラ→始終)あまり人気が
ないことなどくわえ煙草で教えてくれた
春に訪れる鳥という訳ではなく一年中いるのだが、通常は山に棲む鳥で、
最近は里にも現れてるらしい
そうかここは山じゃないから「里」なんだね〜と思いつつお礼を言って別れた


亡くなった爺ちゃんが鳥好きで、昔よく鳥の名前を教えてもらっていた
今日も「ここに爺ちゃんがいたらなぁ」なんて思いながら眺めていただけに、何だか嬉しかった
その後も道端の警備員さんがうちの犬に「何か用かい?」と訊いてきたり(警備員の父と
間違えてガン見してたのだ)、よその飼い主さんとちょこっと交流したり、人の気持ちの中に
春を感じる今日この頃です